首位タイに3人が並ぶなど、目まぐるしく入れ替わった優勝戦線。十両首位のNacKnowledge親方が逆転、初場所の幕下優勝に続く十両優勝を総合Ｖで飾りました。幕内優勝は前日まで総合首位の内の浪親方、新入幕場所を自己最高成績で締めました。幕下優勝はわさき川親方、意気込み通り来場所の十両昇進を手にしました。銀俵賞の堀史親方は通算10個目のタイトル。新人賞はSimon親方。団体戦はちんどんや部屋が初日から首位を明け渡さず完全優勝、5度目の優勝は意外にも20場所ぶり。意気込み賞は千代の富土親方が史上初となる3場所連続の受賞、この部門では一気に横綱クラスに上り詰めました。徳俵賞は史上初のタイでの受賞となりました。
優勝ならびに各賞受賞の皆様おめでとうございます。
大関勢でははし親方が二桁で角番をクリアしたものの、長州由紀親方は負け越しで来場所関脇陥落です。また、新大関まさを親方は陥落基準以下となり、来場所角番となります。
大関といえば、元大関出島が今場所をもって引退。1997年に幕内デビュー、POGの前身となるイベントでは大変お世話になりました。大関昇進を決めたのが10年前の名古屋、当時の横綱貴ノ花を破っての初優勝でした。その後大関ではふるわなかったものの、陥落してからも敢闘賞を取るなど、土俵を沸かせました。同郷同い年の栃乃洋には一場所も長く場所を勤めてほしいと思います。
今場所もありがとうございました。来場所もよろしくお願いします。